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Company/Sustainability

Message 代表メッセージ

当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善、また個人消費や設備投資の増加等、景気は緩やかな回復基調が見られる一方、継続する物価上昇による消費への影響懸念に加え、米国による今後の貿易政策による影響の他、長期化するロシア・ウクライナ情勢等のリスク等、依然として先行きは不透明な状況が続いております。

このような環境の下、当社グループは各事業分野において積極的な営業活動を展開し、収益基盤の強化と収益の確保に努めてまいりました。

この結果、当連結会計年度の連結業績につきましては、輸入炭の販売数量が増加したこと等により、売上高は420億76百万円(前期比2.4%増)となりました。
その一方で、利益面については肥料事業の原材料価格の高騰等により、営業利益は8億57百万円(同29.6%減)、経常利益は5億66百万円(同44.7%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、3億82百万円(同39.0%減)となりました。

今後のわが国経済の見通しは、雇用や所得環境の改善により、引き続き景気は緩やかな回復基調が期待されるものの、継続する物価上昇による消費への影響懸念に加え、米国による今後の貿易政策の影響等、依然として先行きは不透明な状況が続くと見込まれます。

このような状況下、当社グループは「企業の社会的責任を果たしながら、積極的な事業活動を行い、人々の豊かな暮らしの実現に貢献する」という経営理念のもと、各事業分野において適切な事業の選択と集中を継続して行うとともに、経営の効率化を図り、安定的な経営基盤の確立を目指してまいります。

株主の皆様におかれましては、今後とも引続き温かいご理解と倍旧のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

太平洋興発株式会社 代表取締役 板垣好紀

太平洋興発の取り組み

  1. 既存事業分野の安定化・深化

    当社グループを支える既存事業を強化し安定的な収益確保に取り組んでまいります。

    • ・賃貸用マンション、商業施設等の賃貸事業につきましては、賃料の適正な引き上げを行い、利益の底上げを実現し同時に高稼働率を維持します。
    • ・石炭灰の船舶輸送事業につきましては、電力会社等の取引先に積極営業を行って取り扱い数量を拡大し、収益構造の改善を進めてさらなる利益の積み上げに注力します。
    • ・北海道における肥料事業の利益改善を早急に進めます。また、事業拡大が見込まれる運輸業につきましては今後とも積極的な展開を図ってまいります。
  2. 新しい事業分野への取り組み

    新たな収益源を確保するため新しい事業分野への取り組みを積極的に進めてまいります。

    • ・北海道釧路市における当社グループ社有地の外部売却、賃貸の他、今後はこれらの社有地を自ら活用して新たな利益を生み出す事業展開を模索してまいります。

社長プロフィール

  • 氏名

    代表取締役 板垣好紀

  • 出身地

    北海道

  • 経歴

    1984年 4月 当社 入社

    1998年10月 当社 総務部総務課長

    2006年10月 当社 総務部長

    2007年 6月 当社 取締役

    2015年 6月 当社 常務取締役

    2017年 6月 当社 代表取締役社長