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Message 代表メッセージ

平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

ここに、当社グループの第147期(2021年4月1日から2022年3月31まで)の営業の概況についてご報告申し上げます。

当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の促進や、感染拡大防止策を講じる中で、経済活動において持ち直しの動きが見られるものの、依然として収束の見通しが立たず厳しい状況が続いております。またロシア・ウクライナ情勢等の影響によるエネルギーや原材料価格の高騰等が懸念され、景気の先行きは不透明な状況で推移しております。

このような環境の下、当社グループは各事業分野において積極的な営業活動を展開し、収益基盤の強化と収益の確保に努めてまいりました。

この結果、当連結会計年度の連結業績につきましては、輸入炭の販売価格が上昇したこと等により、売上高は328億55百万円(前期比18.1%増)となりました。
また、利益面については船舶輸送の稼働率低下等により、経常利益は3億90百万円(同27.0%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、3億67百万円(同17.8%減)となりました。

今後のわが国経済の見通しは、新型コロナウイルス感染症拡大の防止策を講じつつ、社会経済活動において持ち直しの動きが期待されるものの、ロシア・ウクライナ情勢等の影響によるエネルギーや原材料価格の高騰等が懸念され、引き続き先行き不透明な状況が続くと見込まれます。

このような状況下、当社グループは「企業の社会的責任を果たしながら、積極的な事業活動を行い、人々の豊かな暮らしの実現に貢献する」という経営理念のもと、各事業分野において適切な事業の選択と集中を継続して行うとともに、経営の効率化を図り、安定的な経営基盤の確立を目指してまいります。

当社グループは、中期経営計画(2021年度から3年間)の達成に向け役職員一同取り組んでおります。
株主の皆様におかれましては、今後とも引続き温かいご理解と倍旧のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

太平洋興発株式会社 代表取締役 板垣好紀

太平洋興発の取り組み

  1. 既存事業分野への取り組み

    当社グループを支える既存事業を強化し安定的な収益確保に取り組んでまいります。

    不動産事業における不動産賃貸事業につきましては、既存物件の高稼働率の維持に注力します。また、マンション管理業につきましては、顧客満足度を高めマンション管理組合のニーズに応え新規受注の獲得を目指します。

    商事事業につきましては、ペレット等のバイオマス関連事業規模を拡大していき、収益の確保に努めます。また、北海道釧路市におきまして、釧路火力発電所関連の諸事業の継続と新たな事業の受注を目指します。

    サービス事業における有料老人ホーム事業につきましては、入居者のニーズに合った商品の多様化を図り、稼働率の向上に努めてまいります。

    北海道での建設業、運輸業、計算事務等受託業、肥料等製造業のそれぞれの収益を着実に伸ばしてまいります。

  2. 新事業分野への取り組み

    新たな収益源を確保するため、新事業分野への取り組みを積極的に進めてまいります。

    当社グループの社有地で賃貸等、新たな収益事業を創造してまいります。

  3. コーポレートガバナンス充実への取り組み

    当社グループは今後とも、コーポレートガバナンスの充実に取り組んでまいります。具体的にはコーポレートガバナンス・コードへの適切対応、内部統制システムの構築・運用、グループ企業行動指針等の遵守、リスク管理の適切運用等を行います。これらの実現のため、研修・教育等を役職員に実施いたします。

社長プロフィール

  • 氏名

    代表取締役 板垣好紀

  • 出身地

    北海道

  • 経歴

    1984年 4月 当社 入社

    1998年10月 当社 総務部総務課長

    2006年10月 当社 総務部長

    2007年 6月 当社 取締役

    2015年 6月 当社 常務取締役

    2017年 6月 当社 代表取締役社長