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Company/Sustainability

Message 代表メッセージ

当連結会計年度におけるわが国経済は、社会経済活動の正常化が一段と進み、雇用や所得環境の改善、インバウンド需要の高まり等、景気は緩やかな回復基調となりましたが、長期化する不安定な国際情勢に加え、エネルギーや原材料価格の高騰等による物価上昇の影響等、依然として先行きは不透明な状況が続いております。

このような環境の下、当社グループは各事業分野において積極的な営業活動を展開し、収益基盤の強化と収益の確保に努めてまいりました。

この結果、当連結会計年度の連結業績につきましては、輸入炭の販売数量が減少したこと等により、売上高は411億4百万円(前期比19.4%減)、営業利益は12億17百万円(同13.4%減)、経常利益は10億23百万円(同22.7%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、6億26百万円(同9.7%減)となりました。

今後のわが国経済の見通しは、雇用や所得環境の改善により、社会経済活動の正常化が一段と進み、緩やかな景気回復の継続が期待されるものの、国際情勢の緊迫化等を背景としたエネルギーや原材料価格の高騰等による物価上昇の長期化等、引き続き先行き不透明な状況が続くと見込まれます。

このような状況下、当社グループは「企業の社会的責任を果たしながら、積極的な事業活動を行い、人々の豊かな暮らしの実現に貢献する」という経営理念のもと、各事業分野において適切な事業の選択と集中を継続して行うとともに、経営の効率化を図り、安定的な経営基盤の確立を目指してまいります。

当社グループは今後、新しい中期経営計画(2024年度から3年間)の遂行に役職員一同取り組んでまいります。
株主の皆様におかれましては、今後とも引続き温かいご理解と倍旧のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

太平洋興発株式会社 代表取締役 板垣好紀

太平洋興発の取り組み

  1. 既存事業分野への取り組み

    当社グループを支える既存事業を強化し安定的な収益確保に取り組んでまいります。

    • ・マンション、商業施設等の不動産賃貸物件の高稼働率維持と賃料引き上げ
    • ・有料老人ホーム施設の人材確保と稼働率向上
    • ・ペレット、PKS等のバイオマス燃料の販売事業拡大
    • ・船舶輸送事業の石炭灰取扱い数量拡大と効率配船
    • ・北海道における建設業、運輸業、肥料等製造業等の収益拡大
  2. 新事業分野への取り組み

    新たな収益源を確保するため、新事業分野への取り組みを積極的に進めてまいります。

    • ・北海道釧路市における当社グループ社有地での賃貸事業
    • ・建築廃材等を活用したリサイクル事業(敷料(しきりょう)生産等)の本格化
  3. コーポレートガバナンス充実への取り組み

    当社グループは今後とも、コーポレートガバナンスの充実に取り組んでまいります。

    • ・コーポレートガバナンス・コードへの適切対応
    • ・内部統制システムの構築・運用
    • ・リスク管理の適切運用
    • ・コンプライアンス教育の実施

社長プロフィール

  • 氏名

    代表取締役 板垣好紀

  • 出身地

    北海道

  • 経歴

    1984年 4月 当社 入社

    1998年10月 当社 総務部総務課長

    2006年10月 当社 総務部長

    2007年 6月 当社 取締役

    2015年 6月 当社 常務取締役

    2017年 6月 当社 代表取締役社長